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7月 2019

    中国 杭州に滞在する現代美術家、 山本愛子が全6回に渡り、旬なアジアのアートコラムをお届けします。   芸術の季節 - 南京・杭州にて   月1を目処にコラムを執筆する話だったが、6月分を更新できておらず、怒涛の月日が過ぎ去っていたのだと気づく。というのも、中国の5月末~6月は展覧会シーズンだ。ものすごい数の展覧会やアートイベントがあちこちで一気にオープンする。私もこの時期にいくつかの展覧会やプロジェクトに関わったので、前半/後半に分けて記事にする。前半では、この時期に私が参加した3つの展覧会を通して中国アートシーンの一片をご紹介できればと思います。 24時間美術館(南京) まず、5月末にオープンした南京24時間美術館での展覧会“罗曼蒂克的写法”について紹介したい。(現在も展示中、10月30日まで)。去年末から水面下で進めていたものだ。杭州で出会ったキュレーターの宋振熙(Song Zhen Xi)氏からのお誘い。近年、彼の名を見ないことがないほど、中国で精力的に活動している若手キュレーターである。彼は一体何人いるんだという仕事っぷり、聡明でチャーミング、そして一児の父でもある。戦っている人だなあと思う。 アーティスト達と話すキュレーターの宋振熙(Song Zhen Xi)氏(右) 宋振熙氏の企画展 “罗曼蒂克的写法”(和訳:ロマンスのえがき方)、彼がセレクトした5名のアーティストが個展形式で展示をする。一般的な美術館とは異なり、広場にガラス張りの建物が点在していて、いつでも市民にオープンに向けられているのが特徴だ。展示オープニングではパーティーで交流を楽しみ日暮れからツアーを開催した。 古师承(Gu Shicheng)《RICH SHOP》 富と名声を虚しいロマンスと捉えた「RICH SHOP」24H営業のコンビニエンスストアをイメージした空間でハイブランドを皮肉ったパロディ商品を販売している。   王玮珏(Wang Wei Jie)《够了 - Enough》 全て羊毛でできており、ニードルを刺し続け羊毛を縮絨させるという労働(暴力的な)によって制作されている。この写真だと見えないのだけど奥にダブルベットがあり、ひも状のものがへその緒で、その先に赤子が浮いてるという空間。   王海龙(Wang Hao Long)《DVD的爱》   刘影(Liu Ying)《蝴蝶飞不过沧海》    山本愛子《幻影風景》 私は「現実を見据えた奥にある幻想」というコンセプトで、日々の騒がしさでかき消されてしまう自然現象に感覚を向けることを鑑賞者に促した。そこから見えてくる原始的な風景を、今回の展示では”幻影風景"と呼んだ。   象山芸術公社で行われた第1回浙江国際青少年アートウィーク会場の様子 さて、南京と同時期にオープンしたのが、杭州で初めての芸術祭「第1回浙江国際青少年アートウィーク」だ。中国美術学院の卒業制作展と若手作家による芸術祭がミックスしたようなイメージである。五四運動の100周年記念企画で、3000名以上のアーティストと美大生が参加した。大規模すぎてどこから紹介したら良いかわからないので、私と同じ展示会場で私の好きな作品、そして鑑賞者からも人気があった2名のアーティストの作品を紹介する。 刘帅(Liu Shuai)《無愛想な演奏1 / Unaffectionate performance1》   刘帅(Liu Shuai)《無愛想な演奏1 / Unaffectionate performance1》 摩擦と振動によって音が鳴るキリギリスの羽。各キリギリスに大きさや重さの異なる銅箔を装着することで音のピッチを変えている。共鳴する習性があるため、展示会場では不規則に彼らのコーラスを聴くことができる。     刘帅(Liu Shuai)《無愛想な演奏2 / Unaffectionate performance2》 電気ウナギが金属の棒に触れた時、体内の電流によって音が生じる仕組みになっている。     刘帅(Liu Shuai)《大槐安国 - 消化から生産まで / Huai’an State - from Digestion

  株式会社MeltingPotは日本から世界的な現代美術家の輩出を目指し、エイベックス株式会社と協業開始致しました。 これに伴う第一回目のイベントを7月25日(木)~27日(土)、表参道にて開催致します。 --- MeltingPotリリースPDF MP_20190701 イベント特設ページ expose2019.com avex news

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