イベント実施報告

大子まちなかアートウィーク終了しました

2018/04/02

3月21ー25日に開催された大子まちなかアートウィークが終了しました。

これまで法人向けにアートワークの提供サービスは行ってきましたが、初めての人を巻き込んだ企画、ということで思いが強くどこから報告すべきか。。アートウィークの中で、作品展示とワークショップを企画させていただきましたが、結論から言うと、とても良いものになったと思います。

大子町で初めて開催されたアートウィークということで、全体としては今後に向けた課題等ありますが、それらはこれから行政・アーティスト・現地NPOの方々と話し合っていくとして、今回は弊社企画単体での報告です。

展示企画

展示企画



ワークショップ企画

ワークショップ企画



 

企画の告知情報

最初にお話しをいただいたのが1月の中旬、この時はまだ全体像が見えず、急速に動き出したのは2月中旬頃でした。そこから1か月ない中で展示作家として参加してくれた松尾さん、ワークショップ作家として参加してくれた山本さん、ほんとうに全力で答えていただきました。

ふたりの人選についてですが、概要が見えてきたときに、この二人以外には思いつかなかったというのが正直なところです。松尾さんに至っては10年間会っておらず、山本さんは制作活動でカンボジア・愛知・横浜間を忙しく移動しているところでしたが、まったく迷いなく絶対、これは松尾さんと山本さんに頼まなくてはと思い、結果快く引き受けていただけました。

 

まず、作品展示についてですが、準備期間は1か月。その中で、器用にいい展示空間を作れる人は、芸大を出ていればいるでしょう。

でも、これはたった5日間であっても茨城県の大子町で行う芸術祭。1か月という限られた時間の中で、まったく知らない地域の魅力を引き出すことは難しい。単発の企画として考えずに、展示作家としてまずは大子町に携わることで今後のさらなる展開を期待できる松尾さんと組みたいと思いました。ぜったい面白い動きしてくれる!と。

山本さんは、近いうちに海外に長期滞在する、という話を聞いていたので、一度一緒に仕事がしたかった、ということもありますがそれはタイミングの問題で、彼女の作る世界感がとにかく好き。本当に忙しそうな中でしたが、今回引き受けていただけて良かった、また数年後に一緒に仕事したいです。あるいはこちらが海外展開するか、どっちが早いかという勝負ですね。

さて、おふたりには特にこちらからの希望は伝えませんでした。弊社の立ち位置としてはアーティストをどうこうしようとは思っていません。才能のあるアーティストが、最大限その能力を出せるようにサポートしていくことが重要だと考えています。大子町に私(河口)が初めて行ったのは10月の終わりでしたが、そこからちょこちょこと足を運んでいたので、アーティストを連れた下見の際には、あそこのラーメン屋がおいしいだなんだ、段差踏み外して尻もちをついたり、鳥のフンの付いている柵をガッツリ掴みながら話すくらい夢中になって、大子町の魅力を伝えました。魅力を伝えるというか、行く度に発見のある、ほんとうにおもしろい町なんです、これが。

そこからは私が入り込む隙もないくらい、松尾さんも山本さんもどんどんアイディアを出して取り組んでいってくれました。本当に、人と人との調整くらいしかできる事がなかったです。結果的には、松尾さんは今後大子町で滞在制作することを見据えた自己紹介を兼ねた展示に、山本さんは大子町で拾ってきたもので布に模様をつけていく藍染め体験を考えてくれました。

 

展示「すこし遠くの像」

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準備中と展示中の写真をご覧ください。

作業中

作業中



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展示空間



なんと壁も全面塗り替え、展示に相応しい空間に仕立て上げてくれました。奥の扉も外し、蜘蛛の巣だらけになっているところを掃除し・・・

20180324125828_IMG_6451ここは展示コンセプトとともに、映像の流れる空間に。来年度からのお楽しみに関わるので、展示の内容についての細かい説明はしませんが、

s_20180325142153_IMG_6621こちらのキャプションを読んだ時にはオカンのような気持ちになって、思わずじーんと来てしまいました。一か月の準備期間といっても、制作期間を考えるとコンセプトづくりにはほとんど時間がありませんでした、そんな中で1回目の下見であれこれ考えて、だめだー!となって2回目の下見、そんな様子を傍らでみていました。もしも解読できそうだったら、ぜひ読んでみてください♪

期間中、ずっといられたわけではないので、芳名帳を置いていました。私が名前を書いてから1日で20人の方の署名が増えていましたが、どのくらいの方が来られたのでしょうか。まちなかアートウィーク期間中に開催されていたトークイベントの中で町民の方々と意見交換できたことや、準備中に何やってるの~と、多くの方々が話しかけてくださり、町主催の芸術祭は初開催の地で、地元の方々と交流できたことが、まずは何よりの今回の成果ではないでしょうか。今後の展開に期待!!

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夜、作業する松尾さん。明かりがつくのが珍しくて人が寄ってきます。



 

ワークショップ「まじゅつや」

IMG_6604ワークショップの会場となった大子フロントは、旧写真館。たった半日のワークショップでしたが、山本さん、暖簾を作ってくれました。

その効果は抜群で、朝イチから人が興味津々で集まってきて、

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どんどん集まり、、

s_IMG_6575結果、50名以上の方々にご参加いただきました!

藍染めの緑から青にかわる「まじゅつ」のような感覚を楽しんでほしい、そして大子町でやるなら・・・、ということで、大子町で拾ってきたもので模様をつけることに。また、手ぬぐい1枚はこちらで用意していましたが、2枚目以降は持参であれば染めてよいことに。そうすると、みんな近くの呉服店で自分用の服を購入してきて、妙な一体感が生まれました。

IMG_6517 大子町の枝、石、陶器の破片、河原に落ちてるものたちで模様をつけていきます。

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こちらの女性は、貝の模様が綺麗に出ました。何を使ってどうやって模様をつけたか、参加者がお互いに話し合うという嬉しい盛り上がり!

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同じ呉服店で買ってきたTシャツが並びます。

最後には参加者のみなさまと記念撮影。

majyutsuya_kinenn北海道からやってきたお兄さん4人組、これから生まれる赤ちゃんのために10mの反物を染めに来た方、近くの町から30分かけて歩いて来られたおばあちゃん、本当に多くの方々にご参加いただきました。ワークショップはその場で直に反応を見ることができ、みなさんに、喜んでいただいて、笑顔で帰っていただいたので、良かったと思います。

 

さて、展示企画もワークショップもよかったと思いますが、この背後には土曜日でも下見に付き合ってくださり、当日もずっとサポートしてくださった役場の方、アートウィークの前からずっと町の情報を共有してくださった現地NPOの方、大子町で昨年から制作活動をし土壌を作ってくれていたアーティストの方、今回全力で取り組んでいただいた松尾さん、山本さん、そして何より、地元の方々。すべての方々のおかげで楽しく終えることができたと思います。

ありがとうございました!
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◎リンク◎
大子まちなかアートウィーク
松尾ほなみさん
山本愛子さん

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